ステュクスの河で

よくよく考えてみれば、人生のうちに夏は数十回しかやってこない。さらに言えば10代とか20代あたりのプレシャスな感じの夏はそれぞれ十回しかない。にも関わらず、今年も無為な感じで過ごしてしまったなあと思います。ま、フジロックに行ったりはしたけども。


あと今年はヘンな場所に行ってきました。↑これね。外郭放水路ってやつですわ。さいたまの方で低地になってて洪水の起きやすい地域があって、それをどうにかするために川4本の横切るように地下をシールドでブチ抜いて人工の川を造ったわけです。予約すれば誰でも入れるんですけど火曜から金曜の間しか受け付けてないので、こんなときしか行けないと思ってお盆に予約を入れておいたのでした。8月15日に三途リバーに行くたあ乙なものですな。ただ入り口が、春日部からさらに野田線に乗り換えて駅から歩いて数十分。周りに田んぼしかないようなところまで行かねばならない。バスすらほぼない。


こんな感じ。辿り着いたときには汗でダクダク。施設の館内で仕組みの説明があった後、外にある階段から地下へ。地下はさすがに涼しい。前の日にかなりの降雨があったため稼動したらしく、地面には水がわりと残っていました。毎回、水とともにかなりの土砂が流れてくるそうで掻き出すのが大変そう。まあおもしろかったと言えばおもしろかったのだけれど、見せてくれるのは調圧水槽と呼ばれる部分のごく一部のみなので撮れる写真はほぼ限られます。地下にいる時間も10分程度しかないということで家から2時間半ぐらいかけて行ったことを思うとやや微妙という気もしました。取材とかで行く分にはもう少し見られる部分が増えるらしいのだけど。そんな夏の思い出でした。

首都圏外郭放水路

コメント

このブログの人気の投稿

Thomas Demandに会ったりする

Mnemosyne-Atlas

Colombia 2011 COE Buenavista