Everything in its right place


このところ土曜も日曜も問わず働き詰めだったので、この盆の間の数日は本当に何もせずに惚けております。しかし、時にはこんな時間の遣い方も悪くない。

なんか別に誰も読んでいないような気がして(Τὰ εἰς ἑαυτόν=己に向かって なので構わないのだけれど)このBlogもかなりサボっておりました。先月の末に行ったものを今更書く始末。では簡単に苗場のRadioheadの感想をば。

とりあえず混み過ぎね。コステロ(すごいカッコイイおぢさん)の演奏の時点でかなり混んでて、その演奏の終了とともに前に詰めたものの上の写真ぐらいの位置が限界、しかも全く身動き出来ず。わかってはいたけど大人気ですなあ。グリーンステージ超満員。でも苗場とラジオへっどの組み合わせはどうしても観たかった。演奏に関しては申し分なし。いつも通りな感じでソツなし。トム様の声の調子も抜群、音響に関しても野外ということもあってか、前に見た国際フォーラムよりもさらに良かった印象。うん、苗場ぴったりね。

久し振りに生で聴いていて思ったのは、本当に一曲一曲のクオリティが高い。そして無駄がない。ああいう曲展開ばかりだと難解でござい、みたいなライヴになりそうなもんだけどむしろキャッチーなぐらいに聞こえるこの不思議。僅かな不満点は、Fake Plastic Treesを聴きたかったかな、ぐらい。あとKing of Limbsは名盤ね。RadioheadってCDで聴くとそこまでという感じの楽曲も生で聴くと非常に映える場合が多いのだけれど、今回もそれに違わず。陽水も、Jack Whiteも勿論すごく良かったのですが、この日の個人的なハイライトは文句なしにRadiohead「Separator」でした。なんというか異次元から聞こえてくるかのような、静かだけれど猛烈な音の波。あの感覚はなかなか他では味わえない気がします。

というわけで、今の気分に歌詞もぴったりなSeparatorを聞きながら、もうしばらく惰眠を貪ることにします。おやすみなさい。

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