裸のゴヤ


上野まで行って見てきました。ゴヤを。目玉は見ての通り着エロの、じゃなかった「着衣のマハ」です。正月に行けば空いてるんじゃないかという淡い期待もありつつ行ってみたら、まあ人が少ないということもなかったけれどごった返しているというレベルでもなく、鑑賞には問題のない程度。人の後ろ頭しか見えないとか最悪ですもんね。いや、いい絵でしたよ。別に裸体じゃなくても滑らかな布の感触が伝わってきそうな流麗な筆致、好きですけどねえ。裸体と二枚並んだところを観に、いつかプラド美術館まで行ければいいんですけど。あとゴヤはやっぱり晩年のアレがないとね。完全狂気のあの黒い塊があまり感じられなかったのがやや残念というか。マドリードまで直接行くしかないかな。

しかし、今さら知ったんですが今年の6月13日から国立西洋美術館の「ベルリン国立美術館展」で「真珠の首飾りの少女」が初来日、さらには6月30日からはオランダのマウリッツハイス王立美術館の改修に伴い東京都美術館にて同美術館展が開催され、それにはなんとあの「真珠の耳飾りの少女」が! 今現在、渋谷の東急Bunkamuraに3点来ているのを考えると、ほんと今年はフェルメールづくしですねー。「耳飾り」の方は来場者が100万人を越えるでしょうね、おそらく。猛烈な人混みを想像するにやや微妙ですが、今から楽しみですな。

プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影
http://www.goya2011.com/

ベルリン国立美術館展
http://www.berlin2012.jp/

マウリッツハイス美術館展
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

フェルメールからのラブレター展
http://vermeer-message.com/

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